これは、先日修理をしたメカニカルシールです。
ぜひ、一度お試しください。同じメカニカルシールとは思えないほどキレイになります。
メカニカルシールは大きく分けて金属部(スプリング・ドライブピン等含む)と摺動部(ペアになっています)、さらに2次的シールとしての
弾性体(例えば、テフロンV・Oリング)、の3つの部分より構成されています。そこで、修理可能なメカニカルシールとは摺動材(超硬合金など)
を保持している金属部に腐食や減肉、変形がない事がまず必須条件です。なぜなら、摺動部は一次シールとして重要な部分であるため、金属部は
原型を保っていることが必要なのです。これ以外は摺動部のラッピング、交換・溶射が可能であり、消耗品的要素のあるスプリング、ドライブピン、
セットスクリューや、テフロンV・Oリング、ガスケットなどは全て交換となります。
結果、修理・再生したメカニカルシールは新品とほぼ同じ性能を発揮します。
開封後、1セットごとにコンテナに入れ作業指示票をつける。
(ユーザー名・メカ形式等を書き入れる)
受け入れ時の破損状態・部品点数をチェック。
分解し、パーツ及びシールフェイスを洗浄。
シールフェイスを仮ラップ、表面状態をチェック。
交換部品を選定し、積算する。(パーツ及びパッキン等)
細部の汚れを除去、シールフェイスを鏡面ラップする。
オプチカルフラットにて「2ライトバンド以下」に仕上げる。
全パーツを組み込み、はめ合い部・パッキンの締め代及び作動状態などをチェックする。
お客様のご希望されるテスト方法を実施。